日本100名城・64番・松江城(まつえじょう)をご紹介します。
松江城(まつえじょう)は、宍道湖に臨む水運の要衝に築かれた実践重視の城。2015年に天守が国宝に指定されました。
島根県松江市にある城跡で、天守が現存しています。
お城めぐりの参考に。
日本城郭検定を受験するときの参考に。
松江城(まつえじょう)#064『宍道湖に臨む水運の要衝に築かれた実践重視の城。2015年に天守が国宝に指定』
日本100名城・64番・松江城(まつえじょう)をご紹介します。
松江城(まつえじょう)は、宍道湖に臨む水運の要衝に築かれた実践重視の城。2015年に天守が国宝に指定されました。
島根県松江市にある城跡で、天守が現存しています。
見どころ
天守は山陰地方唯一の現存天守(げんぞんてんしゅ)です。
また2015年には天守が国宝に指定されました。
黒漆の下見板張り(したみいたばり)で覆われており、重厚な外観となっています。
内部も石落とし(いしおとし)、狭間(さま)、石打棚(いしうちだな)など、天守の防御のための様々な設備が備えられています。
石打棚(いしうちだな)とは天守の窓から敵を攻撃できるように設けられたスペースのことです。
主な遺構
天守(現存、国宝)
本丸
二の丸
石垣
堀
縄張(なわばり)
松江城は宍道湖(しんじこ)を見下ろす標高28 m の亀田山(かめだやま)に築かれました。
天守は五重六階で現存十二天守(げんぞんじゅうにてんしゅ)の一つです。
また国宝五城(こくほうごじょう)の一つでもあります。
松江城天守は極めて実践的です。
一重目、二重目は同じ大きさで、その上に三重目、四重目、五重目の望楼がのっています。
一重目二重目と大入母屋(おおいりもや)までが全面板張りになっています。
望楼部、天守前面の付櫓(つけやぐら)は下見板張り(したみいたばり)です。
板張り部分のいたる所に石落とし(いしおとし)や狭間(さま)が設けられています。
縄張は本丸の周囲を多門櫓(たもんやぐら)で囲み、石垣(いしがき)や土塀(どべい)には屈曲や折れを多用しています。
縄張りも天守も防御性の高いものです。
また水堀(みずぼり)がよく残されています。
二の丸の太鼓櫓(たいこやぐら)、中櫓、南櫓の3基の櫓が再建されています。
また本丸の多門櫓の一部も再建されています。
今ではかつての松江城の姿を偲ばせる城跡となっています。
歴史
慶長(けいちょう)12年(1607)、堀尾吉晴(ほりおよしはる)が徳川幕府の許可を得て築城しました。
慶長15年(1610)には天守が築かれました。
平成13年(2001)に、二の丸の南櫓、中櫓、太鼓櫓が復元されました。
平成27年(2015)には天守が国宝に指定されました。
国宝指定の決め手となったのは、祈祷札です。
この祈祷札には「慶長十六年在銘松江城天守祈祷札」と記されていました。
松江城の基本情報
別名 | 千鳥城 |
所在地 | 〒690-0887 島根県松江市殿町1-5 |
城の種類 | 平山城 |
築城年代 | 慶長12年(1607) |
築城者 | 堀尾吉晴(ほりおよしはる) |
主な城主 | 堀尾氏、京極氏、松平氏 |
文化財史跡の区分 | 国指定史跡 国宝1件 |
主な復元や整備 | 平成13年に二の丸の太鼓櫓、南櫓、中櫓を復元 |
天守の現況 | 望楼型、五重六階、木造、現存、国宝 |
アクセス | JR山陰本線「松江」駅下車、徒歩約20分 または松江市営ひとはたバス「県庁行き」で「大手前」下車徒歩約5分 |
日本100名城スタンプ設置場所 | 松江城天守内受付窓口 |
関連施設 | 興雲閣 |
リンク | 国宝松江城ホームページ |
地図・マップ
まとめ
日本100名城・64番・松江城(まつえじょう)をご紹介しました。
松江城(まつえじょう)は、宍道湖に臨む水運の要衝に築かれた実践重視の城。2015年に天守が国宝に指定です。
島根県松江市にある城跡で、天守が現存しています。
お城めぐりの参考にしてください。
また、日本城郭検定を受験するときの参考にしてください。
じゃあね🖐️
2020年05月23日
犬山城マイスター!たかまる。