日本100名城・53番・二条城(にじょうじょう)をご紹介します。
お城めぐりの参考に。
日本城郭検定を受験するときの参考に。
二条城(にじょうじょう)#053『天皇の行幸をあおいだ城』
天皇の行幸を仰いだ城である二条城(にじょうじょう)をご紹介します。
二条城は、京都府京都市中央区にある城跡です。
見どころ
二条城の見どころはたくさんあります。
門や櫓などの現存建物は姫路城に次ぐ数の多さです。
最大の見所は何と言っても二の丸御殿です。
御殿内部の絢爛豪華な障壁画(しょうへきが)などが見所です。
二の丸御殿は数少ない現存する御殿のひとつです。
また天守台の石垣などもあり、見所がたっぷりです。
さらに東南隅櫓と西南隅櫓は現存する二重櫓です。
「現存する本丸御殿」
主な遺構
二の丸御殿
二の丸東大手門
二の丸東南隅櫓
二の丸西南隅櫓
本丸天守台石垣
掘
二の丸庭園など
縄張(なわばり)
築城当時の天守は現在の二の丸あたりにありました。
3代将軍家光の時に後水尾天皇(ごみずのおてんのう)の行幸を迎えるため、本丸御殿(ほんまるごてん)と総塗籠(そうぬりごめ)の白亜の天守がつくられました。
その後、天守は寛延3年(1750)に焼失してしまいました。
本丸御殿も火災による火災で失われてしまったため、明治27年(1894)に京都御苑(きょうとぎょえん)内の旧桂宮邸(かつらのみやてい)が本丸に移築されました。
二の丸御殿は本瓦葺き(ほんかわらぶき)の屋根が幾重にも重なっており、庭園との調和がとても美しいです。
東大手門の南側に二の丸東南隅櫓(とうなんすみやぐら)が配置されています。
5間×6間の巨大な二重櫓です。
一重目には千鳥破風(ちどりはふ)が使われています。
西南隅櫓(せいなんすみやぐら)は東南隅櫓よりも一回り小さいですが、現存する二重櫓です。
こちらは一重目に唐破風(からはふ)が使われています。
二の丸御殿は遠侍(とおざむらい)、式台(しきだい)、大広間(おおひろま)、黒書院(くろしょいん)、白書院(しろしょいん)などからなる武家風書院建築です。
今見ることができるのは、寛永3年(1626)の天皇行幸に合わせて改修して現存している姿です。
歴史
二条城は徳川家康が慶長6年(1601)に築城を開始しました。
慶長8年(1603)に征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)の拝賀の儀式を行いました。
京都における儀礼施設として使われました。
天守は寛永3年(1750)に落雷で焼失してしまいました。
本丸御殿も火災による火災で失われてしまったため、明治27年(1894)に京都御苑(きょうとぎょえん)内の旧桂宮邸(かつらのみやてい)が本丸に移築されました。
その後、現在まで現存しています。
二条城の基本情報
別名 | なし |
所在地 | 〒604-8301 京都市中京区二条通堀川西入る二条城町54-1 |
城の種類 | 平城 |
築城年代 | 慶長6年(1601)、寛永3年(1626) |
築城者 | 徳川家康、徳川家光 |
主な城主 | 徳川氏 |
文化財史跡の区分 | 国指定史跡 国指定名勝 国宝6棟(二の丸御殿遠侍、車寄、式台、大広間、蘇鉄の間、黒書院、白書院) 重要文化財22棟(建造物) 重要文化財954面(美術工芸) |
主な復元や整備 | 平成9年~10年度に二の丸御殿遠侍、車寄の檜皮屋根葺き替え |
アクセス | JR 東海道本線、東海道新幹線京都駅から市バスで約20分二条城前下車、徒歩すぐ 地下鉄東西線二条城前駅から徒歩すぐ |
日本100名城スタンプ設置場所 | 元離宮二条城事務所 |
関連施設 | 二条城障壁画 展示収蔵館 |
リンク | 世界遺産元離宮二条城 |
地図・マップ
まとめ
日本100名城・53番・二条城(にじょうじょう)をご紹介しました。
お城めぐりの参考にしてください。
また、日本城郭検定を受験するときの参考にしてください。
じゃあね🖐️
2020年04月02日
犬山城マイスター!たかまる。