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犬山城に初めて行くときに見るべき3つのポイント!ビジュアル、ビンテージ・歴史深さ、廻縁と景色が見どころ

犬山城に行ったことがないあなたのために、初めてでも楽しめる犬山城の見どころを3つご紹介します。

ビジュアル

ビンテージ・歴史深さ

廻縁と景色が見どころ

の三つです。

見どころはたくさんあるんですが、あまりたくさんあってもどれを見ていいのかわからなくなってしまうので、3つに絞りました。

この記事を読んでいるということは、犬山城のことを予習していこうとしているんだと思うし、犬山城に興味があってせっかく行くなら楽しみたい!って思っているはず。

そんなあなたのために、そして何度も行ったことある人でも「目からうろこ」の見かただと思うので、参考にしてください。

犬山城天守のビジュアルを楽しもう!

犬山城といったら、なんと言っても国宝天守です。

現存する天守は12しかありませんが、その中でも国宝になっているのは5つしかありません。

さらに、犬山城天守は最古の天守と言われています。

その最古の天守である犬山城を楽しむなら、まずはそのビジュアルを楽しみましょう。

大手道の、特に坂道を上っているときは天守はほとんど顔を見せませんが、入場券を購入して門をくぐると天守がどーーーんと現れてきます。

その急激な登場の仕方に感嘆の声を上げる方も少なくありませんが、そこで急いで天守に登ろうとしてはいけません。

まずは外観をゆっくりと見ましょう。

▲  犬山城天守は最古の天守と言われている。望楼型と呼ばれる建て方だが、これが実にバリエーションに富んだひょじょうを見せてくれるのだ!

正面から見た横幅と高さのバランスがとても良いのに気が付きましたか?

犬山城天守のプロポーションは、復元天守や模擬天守と呼ばれる昭和になって建てられたもののモデルになるほど、「ザ・お城」ともいうべき姿をしているのです。

それは見ていて飽きないというか、しっくりくるというか、日本人の美意識に訴えかけてくるというか、何とも言えない美しさがありますよね。

さらに、左右対称ではなく、1階から最上階までの形も異なっているので、様々な角度から見ても同じ表情が一つもありません。

ですので、正面から見た後はちょっと右からとか、ちょっと左からとか少し移動してみてください。

きっと違った表情を見せてくれると思いますよ。

そして、自分はこの角度が好きだなぁとか、ここのパーツがカッコいいなぁとか、ここがかわいいなぁなんて、自分のお気に入りの表情を探してみてくださいね。

▲ 角度を変えると表情が一変するのも、犬山城天守の特徴だ。ちなみにこれは、東側から見た天守だ。

あわせてコチラもご覧いただくとより一層、見かたが膨らみますよ。

犬山城はビンテージもの。歴史の深さを感じよう!

 犬山城天守は最古の天守と言われています。

天守がいつ建てられたのか、何年に建てられたのかは定かではありませんが、最も古いものの一つであることは間違いありません。

せっかく犬山城に行ったのなら、その古さを感じてみましょう。

古いと言っても古臭いということではありません(笑)

そういう意味ではなくて、「ビンテージもの」ということです。

歴史建造物のことをビンテージとはなかなか呼びませんが、あえて言うならというところでしょうか。

▲ 犬山城天守の石垣は自然石をそのまま使った野面積み。石は木曽川でとれるチャートだ。

犬山城がビンテージものであることを感じられるのは、まずは石垣です。

天守の石垣は特に、野面積み(のづらづみ)と呼ばれます。(一部、打込接の石を使用ているところもありますが)

野面積みというのは聞いたことがあるかもしれませんが、自然石を整形せずにそのまま使っているものを指します。

自然石を使っているので、大きさもバラバラですし、四角い石ではなく形もバラバラです。

それを積み上げていくときに崩れないように積んでいくので、自然と不規則な並びになります。それを乱積みと言います。

専門的には「野面」というのが自然石のことを表していて、野面積みという積み方があるわけではありませんので、知っておくとよいと思います。

▲ 天守内部に入ると薄暗くヒンヤリとしている。歴史のある建物の雰囲気がひしひしと伝わってくる。

また、天守内部の梁や柱にも注目してください。

天守内部には靴を脱いで上がっていきますが、急な階段を一つ上ったところに大きな梁が出現します。

この梁の表面をよく見てください。なにかうろこのような形をしていませんか?

これを「はつり」とか「はつる」とか言います。

「ちょうな」と呼ばれる古いカンナの一種で、木の表面を「はつる」ための道具です。

これは室町時代にあった工法で、まだ大工道具が進化していない頃の工法だそうです。

その他にも、柱にものこぎりやカンナのあとが残っているものがあります。

これらも道具が古く、きれいな表面仕上げがなかなかむつかしい時代の証拠になっているのです。

▲ 地下1階部分にある梁。はつりと呼ばれる表面加工は古い技術の証。

さらに、急な階段や暗い室内、狭い廊下、低い天井など、古い建築様式が至る所に見られるのです。

これらの建築用式についての案内板などは十分にあるわけではないので、なかなか現地で知ることは難しいですが、この記事などを参考に建築物としての古さ、ビンテージらしさを自分でチェックしていくのも楽しみ方の一つですね。

犬山城のベランダで、スリルと景色を楽しもう!

犬山城に初めて行くときに見るべき3つのポイント!の最後、三つめは、天守最上階にあるベランダ 、つまり廻縁です。

犬山城は天守最上階から外に出られますが、この部分を廻縁といいます。

現存している天守12のうち、この廻縁があるのは高知城と犬山城だけという、大変貴重なものです。

▲ 天守最上階から外に出られるベランダ部分のことを廻縁という。廻縁があるのは現存12天守のうち高知城と犬山城だけ。

廻縁には高欄と呼ばれる手すりが付いていますが、この手すりの位置が低く、少し怖いかもしれません。

また廻縁の床は外側に傾斜が付いていて滑りやすくなっているので、気をつけてください。

廻縁は一周ぐるりと回ることができ、360度の景色を楽しむことができます。

少し怖いかもしれませんが、濃尾平野や木曽川の景色を楽しみながら、ぐるりと一周してみてください。

▲ 天守最上階からの眺めは格別だ!

こちらもあわせてご覧いただくと、より一層深まりますよ。

以上が、初めて犬山城に行く時に見るべ3つのポイントです。

いかがでしょうか?

これで犬山城を存分に楽しむことができると思いますよ。

犬山城の基本情報を抑える。

さて、肝心の犬山城の基本情報もしっかりとチェックしておきましょう。

国宝犬山城天守、国史跡犬山城跡については、以下の記事にしかりとまとめてありますので、コチラをご覧ください。

犬山城への行きかたは?

犬山城へのアクセスについても、まとめた記事がありますので、コチラをご覧ください。

また、名鉄犬山駅から犬山城までの行きかたについては動画もありますので、あわせてご覧いただくと良いと思いますよ。

ということで、犬山城に初めて行くときに見るべき3つのポイント!をご紹介しましたがいかがでしたか?

こういうのをちょっとだけでも下調べしてから訪れると、知らずに行くよりも何倍も何十倍も楽しめると思います。

この記事が少しでもあなたの犬山城散策のお役に立てたら幸いです。

ということで、犬山城に初めて行くときに見るべき3つのポイント!のご紹介でした。

じゃあね👍

2019年01月20日
犬山城マイスター!たかまる。

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