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三光稲荷神社がある場所は犬山城・松の丸の西側1/3なんだ

犬山にはハートの絵馬で有名な三光稲荷神社があります。

犬山城の麓とよく言われますが、これは間違いです。

なぜなら犬山城・松の丸にあるからです。

それも松の丸の西側およそ1/3ぐらいに位置しています。

つまり、犬山城の中に三光稲荷神社があるのです。

それでは、詳しく見て深掘りしていきましょう。

三光稲荷神社がある場所は犬山城・松の丸の西側1/3なんだ

三光稲荷神社の本殿(写真:たかまる。)

  • ハートの絵馬で有名な三光稲荷神社(さんこういなりじんじゃ)
  • 鎮座されている所は犬山城の中
  • 松の丸の西側およそ1/3のところ

犬山には、ハートの絵馬で有名な三光稲荷神社(さんこういなりじんじゃ)があります。

赤い鳥居が目印になっています。

ここは犬山城の麓とよく言われますが、それは間違っています。

なぜなら、三光稲荷神社があるところは犬山城の旧・松の丸の西側およそ1/3のところだからです。

つまり、犬山城の中に三光稲荷神社があるのです。

しかも櫓跡があったところや、松の丸の入り口である松の丸門があった辺りです。

犬山城・松の丸(まつのまる)

犬山城・松の丸御殿

以下に、詳しく深掘りしてみていきます。

三光稲荷神社(さんこういなりじんじゃ)とは

三光稲荷神社は赤い鳥居が目印(写真:たかまる。)

三光稲荷神社をご紹介します。

御祭神

三光稲荷神社の御祭神はウカノミタマノオオカミで、全国の稲荷神社にお祀りされている五穀豊穣の神さまです。

御利益

家内安全・商売繁昌・土地家屋清祓い・交通安全・夫婦和合・縁結びなど

縁起物

清祓砂300円、御札御守各種700円~

由来

創建は明らかではありませんが、天正14年(1586)との伝承があります。

犬山城内の三狐寺山(さんこおじやま)に鎮座せられ(現在の丸の内緑地公園内)、古きより織田信長の叔父・織田信康公の崇敬が厚く、また犬山城主成瀬家歴代の守護神として天下泰平、五穀豊穣、商売繁昌、交通安全の祈願を籠め数々の神宝を寄進されました。

現在の地には昭和39年10月に移築奉り、大神様のお陰をもち、福徳、開運厄除、所願成就の御神徳を仰ぎ、近隣をはじめ全国からの参拝客で益々賑わいをみせています。

猿田彦神社(みちひらきの大神 猿田彦大神)

建築、方位除け、災難除け、開運、事業発展、五穀豊穣、大漁満足、家内安全、交通安全、海上安全など、古来多くの御神徳でも知られています。

御神符と御砂

御祈祷神符を受けたなら、まず御砂を東北隅から始めて右回りで四隅に撒きます。

その他、農家では田畑の上に、商家では店舗の入り口に、船舶は首尾舷側に、工場でも四隅に撒くことが行われます。

御札と共に受けてまず清めるのですが、年の初めには毎年撒きます。

御祈祷神札

御祈祷神符をお受けせられ、神棚に供えるか門口に貼り、毎年暮れには新しい御神札を受け直して御神徳を授与して下さい。

姫亀神社(大宮女大神)

男女良縁・家内円満・夫婦和合

銭洗稲荷神社

御神水でお金を洗うと何倍にもなって返ってくると信じられていると同時に、清浄の福銭を持っていると一家繁盛・子孫長久になると伝えられています。

※銭洗いは社務所にて受付しています。

アクセス・問い合わせ

住所 愛知県犬山市犬山北古券41-1
電話番号 0568-61-0702
アクセス 名鉄「犬山遊園駅」西口より徒歩約12分

三光稲荷神社が鎮座しているところ

三光稲荷神社は犬山城の松の丸だったところにある(写真:たかまる。)

  • 三光稲荷神社の本殿の場所は、犬山城の松の丸だった
  • 松の丸御殿があり、近くには松の丸門跡がある
  • かつて坤櫓、堀もあった

三光稲荷神社がある所は、犬山城の松の丸の西側およそ1/3に位置しています。

ここにはかつて松の丸御殿がありました。

そして入り口は北側に向けて大手道に面して作られていました。

三光稲荷神社の南の辺りには坤櫓があったと思われます。

犬山城・松の丸(まつのまる)

犬山城・松の丸御殿

また三光稲荷神社の最西端は、当時は堀だったと思われるところです。

北側の方が標高が高く、南の方が低くなっています。

赤い鳥居をくぐって階段を登るところは、当時の堀と松の丸の境目辺りだったと思われます。

ここの高低差が堀と松の丸の境目を連想させます。

現況と遺構

堀跡は埋められてしまっている(写真:たかまる。)

  • 松の丸門跡がある
  • 坤櫓があったと思われる
  • 堀も埋められて遺構はない

松の丸門跡(まつのまるもんあと)

松の丸門跡がある(写真:たかまる。)

北側に松の丸門跡があります。

現在は案内板が立てられています。

松の丸表門

坤櫓跡(ひつじさるやぐらあと)

この辺りに坤櫓があったか?不自然な高低差と形状だ。(写真:たかまる。)

写真の辺りには坤櫓(ひつじさるやぐら)があったと思われます。

今では石垣などもなく遺構はほとんど残っていません。

犬山城・松の丸坤櫓

西側及び南側の堀

西側の石垣は犬山城の本来の石垣ではない。(写真:たかまる。)

 

南側の堀は埋められ、いまは三光稲荷神社の前の広場になっている。(写真:たかまる。)

松の丸の西側から南側にかけて堀がありましたが、今では埋められていて堀跡は見ることができません。

しかし、先ほど述べた通り、急に土地が高くなっている辺りは怪しいです。

つまり、堀と松の丸の境目辺りではないかと思われます。

残念ながら松の丸の西側については堀なども埋められており、石垣も残っていないため、松の丸の遺構を直接確認することはほとんどできません。

なお大きな石碑のある城前広場から本丸へと続く道(通称、大手道)の東側、向かって右手の石垣は当時の石垣ではなく、三光稲荷神社が作られた時に築かれた石垣と思われます。

なので、犬山城本来の石垣ではありません。

まとめ

赤い鳥居が目印で、フォトスポットとして人気だ(写真:たかまる。)

  • ハートの絵馬で有名な三光稲荷神社(さんこういなりじんじゃ)
  • 鎮座されている所は犬山城の中
  • 松の丸の西側およそ1/3のところ

三光稲荷神社は、犬山城の松の丸の西側およそ1/3に位置しています。

現在では造成されているため、遺構などはほとんど見ることができません。

しかし、その中でも松の丸門の跡を確認することができます。

また、地形などから櫓跡があったであろう場所を推測することができます。

三光稲荷神社に参拝に訪れた際には、こうした遺構を探してみてください。

ということで、三光稲荷神社がある場所は犬山城・松の丸の西側1/3なんだというお話でした。

じゃあね🖐️

2020年03月03日
犬山城マイスター!たかまる。

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