犬山城の新型コロナウイルス対策が万全か検証したところ、かなりしっかりと対策がされていたので安心して見学することができました。
2020年6月初旬に訪れた速報レポートとしてお届けします。
犬山城の新型コロナウイルス対策が万全か検証したところ、かなりしっかりと対策がされていたので安心して見学することができました。
犬山城の新型コロナウイルス対策について、現地での検証を順を追ってレポートします。
見学の際の参考にしてください。
1.入場前
手指消毒、検温、マスクの着用の義務付けを行っています。
券売機の手前にテントが設けられており、そこで手指消毒、検温を行います。
マスクの着用を義務付けており、マスクをしていない方は入場をお断りすることもあるとのことです。
でも、布マスクも販売しているので、万が一マスクを持っていない場合は購入することができます。
検温の結果、37.5℃以上の場合は入場をお断りしています。
著者が見学したときは36.3℃だったので、問題なく入場することができました。
またマスクも着用し、テントで手指消毒もしっかりと行いました。
2.チケットの購入
入場チケットは通常と同様に窓口で購入することができます。
その場合、現金やチケットの受け渡しはトレーでおこなっています。
それらの受け渡しが気になる方は、キャッシュレス決済をでチケットを購入することもできます。
犬山城管理事務所としてもキャッシュレス決済を推奨しています。
キャッシュレス決済では、交通系 IC、nanaco、paypay、楽天 Edy、WAON、QUICPayなどが利用できます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
・犬山城の入場券を電子マネーで買ってみたら、意外と簡単だった件。
3.入場
入場に際しては順路が定められており、一方通行で入場します。
また前後の人との間隔を一定間隔開けるように注意書きがされています。
チケットは本丸門のところで係りの人に渡して入場します。
入場した先にはアルコール消毒液が設置されています。
4.天守までの行き方
本丸門で入場した後は天守まで一歩通行で、順路が定められています。
ポールとチェーンによって天守まで進むようになっています。
そこでもソーシャルディスタンスを保つように注意書きがされています。
また天守に一度に入れる人数を100名までと制限しています。
通常は200名まで入れるのですが、三密を避けるために100名を上限とするように対策がされています。
なお、本丸門を入って右手のトイレは、順路の途中から行けるようになっていましたので、入場時もしくは帰る時にトイレに寄ることができます。
5.天守入り口
天守に上がる時には靴を脱いで、それぞれビニール袋に入れて持って上がります。
犬山城では常時そのようにしていますので、変更はありません。
しかし今までは袋を係の人が手渡ししてくれていましたが、接触機会を減らすため、来訪者が各自袋をとって靴を入れることに変更になっています。
このビニール袋は使い捨てにして、再利用はしません。
6.天守内部
天守内部も外と基本的には同じで、一方通行となっています。
地下から天守1階へ上がると、すぐに2階に上がる階段へと誘導されます。
2階へ上がると一周ぐるっと回って、3階への階段へと誘導されます。
3階に上がると唐破風の間は立ち入り禁止となっており、4階へと誘導されます。
4階へ上がると廻縁を右回りに一周回るように誘導されます。
ぐるりと回って天守内部へと戻ってきます。
下りは4階から3階、3階から2階、2階から1階へと階段へ誘導され、最後に1階の内部を見学できるようにぐるりと一周回るルートとなっています。
その後、地下2階、地下1階へと降り、天守の外へ出ます。
それぞれの階段の登った所や降りた所に消毒液が設置されており、階段を上る時もしくは降りた時に手指消毒できるようになっています。
階段が急なため手すりを使わないと登るのは難しいかと思われますが、手すりは30分に一度程度、定期的に消毒をされています。
階段を上り下りする際は、できるだけ手指消毒をしましょう。
天守内部は窓が全て開けられており、換気がされています。
周りに高い建物もなく、北は木曽川が流れているため風通しが良く、換気は十分です。
一部立ち入り禁止になっていたり一方通行になっているため、自由に見学をしたり、ゆっくり見て回ったりということは少し難しいかもしれません。
また前後の人との間隔も一定距離あけて見学する必要があります。
一度に天守に入れる人数を100人までとしているため、大行列ができるということはないかもしれませんが、階段の前後では少し渋滞する可能性もあります。
階段付近には係の人が立たれていますので、係の人の指示に従って見学しましょう。
7.本丸(天守の外)
本丸内に置かれているベンチには、間隔を空けて座りましょうという貼り紙がしてあります。
座っていけないことはありませんが、人と人との距離を十分保つように注意しましょう。
またトイレには一方通行の道を横断して行くことができます。
できればトイレには天守見学の前に行っておくと良いでしょう。
8.日本100名城スタンプラリー
犬山城の日本100名城スタンプラリーは、犬山城管理事務所に置かれています。
本丸の出入り口の門の2階が管理事務所になっています。
チケット売り場から門をくぐって本丸内に入ったら、左へ曲がって振り返った2階が管理事務所です。
入場してすぐに管理事務所に行くことは一歩通行のためできません。
日本100名城のスタンプは、天守見学が終わった後に管理事務所へ立ち寄って押すようにしましょう。
・犬山城『日本100名城スタンプ』のススメ。スタンプ押そうぜ!スタンプの場所もご紹介します。
9.売店・お土産屋さん
最後に本丸内にある売店、お土産屋さんについてです。
こちらも犬山城の再開に合わせて営業が再開されています。
お土産などは基本的に購入することができますが、一部の商品や食べ物などの販売を中止している場合があります。
注意しましょう。
犬山市発表の犬山城における対策
最後に犬山市及び犬山城管理事務所が発表している「犬山城の新型コロナウイルス対策」のリンクを貼っておきます。
基本的には、ここに書かれている対策が現地で確認できました。
土曜日、日曜日や祝日などは通常でも大変多くの方で賑わっています。
一度に天守に上がれる人数を制限しているため、天守の外で行列になる可能性もありますので、その場合なども十分人との距離を保つように注意して見学しましょう。
「犬山城の新型コロナウイルス対策」(外部リンクPDF)
今回のレポートの背景
2020年1月より各国で、2月頃には日本でも新型コロナウイルスの感染者が増加し、感染拡大が懸念されてきました。
4月には非常事態宣言が出されるなど、急速に感染が拡大する中、文化財などの施設も休館するところが出てきました。
愛知県犬山市にある国宝犬山城においても、新型コロナウイルス感染拡大を防止するために、2月29日から5月31日までの3ヶ月間、臨時休館となっていました。
新型コロナウイルスの感染状況が一時落ち着いたこともあり、犬山城は6月1日から再開しています。
新型コロナウイルスの対策を行っての再開となりましたので、どのような対策が行われているかを現地で確認してきました。
その結果、かなりしっかりと、よく考えられて対策されていることがわかり、安心して見学することができました。
今回は現地で検証した結果をレポート形式でお届けしました。
・【2020年5月26日速報】国宝犬山城天守の入場が6月1日より再開します。
まとめ
新型コロナウイルス対策が、犬山城においてどのようにされているのか、現地に行って確かめてきました。
その結果、犬山市が発表した対策をしっかりと実施していることが確認できました。
また、その実施内容はとてもしっかりとしたもので、安心して見学していただけるように様々な工夫がされていると感じました。
しかしこれらの事は、犬山市や犬山城管理事務所だけが努力すれば安心して見学できるというわけではありません。
来訪されるあなたのご理解とご協力があって初めて、安心して見学ができるようになるのです。
今回のこのレポートを参考にしていただき、安心して見学できるかどうかの判断を各自でしっかりとしてから訪れるようにして頂けると幸いです。
著者の印象では、しっかりと感染対策をとられているため安心して見学することができました。
しかし週末や時間帯によっては混雑すると思われるため、できるだけそのような時間帯などは避け、分散して見学することをお勧めします。
皆さんのご理解とご協力・努力によって、お城めぐりを安心して楽しめるようにしていきましょう。
じゃあね👍
2020年06月12日
犬山城マイスター!たかまる。