お城めぐりをしているとたまに出てくる「複合式天守」という名前。
それは天守に付櫓(つけやぐら)がついた形の天守のこと。
その代表が犬山城天守です。
深掘りしていきます。
複合式天守(ふくごうしきてんしゅ)の代表は犬山城です。
結論から言います。
複合式天守(ふくごうしきてんしゅ)の代表は犬山城です。
複合式天守の代表は犬山城!
呪文のように唱えましょう(笑)
- 複合式天守の代表は犬山城
- 天守の形には4種類ある
- 複合式、連結式、連立式、独立式
じゃあ、複合式(ふくごうしき)って聞いたことある?
あんまりない?
「うち、複合式天守ですっ!」って売り出してる天守、ないよね。
では、聞いたことないっていうあなたのために、天守構造の4パターンのお話しから始めましょう。
そして、犬山城天守が複合式天守の代表である理由をお話しします。
大事なので何度でも言います。
複合式天守の代表は犬山城です。
天守の構造は4パターン
天守の構造は4パターンに分けられます。
- 複合式 (ふくごうしき)
- 連結式 (れんけつしき)
- 連立式 (れんりつしき)
- 独立式 (どくりつしき)
この4パターン。
詳しくはコチラの記事もどうぞ。
ひとつづつ見ていきましょう!
複合式(ふくごうしき)は最も典型的な天守の形。
複合式というのは、天守に付櫓(つけやぐら)がついているパターン。
付櫓とは、天守に付属する櫓(やぐら)のこと。
平櫓(一重層)が基本。
たまに、二重や三重のものもあります。
付櫓の代わりに、小天守が付いても良いですけど、”直結している”というのがミソ!
下図のような状態ですね。
天守に付櫓が付いている。
まさに、犬山城がそうですよ!!
写真の右下のところが、付櫓。
これが二か所ついてます。
ね、複合式でしょ!
渡櫓でつなぐのが、連結式。
天守に、小天守がくっついているものですが、
渡櫓でつながっているところがミソ!
まさに、”連結” している状態。
これが、直接ついちゃったら複合式になっちゃう。
こんな感じ。
例えば、名古屋城。
写真は切れちゃってますけど、左側に小天守がついてます。
名古屋城の場合は渡櫓じゃなくて土塀で挟んだ橋台でつながってますが、連立式です。
ピンときた方は素晴らしい。
愛知県では、複合式天守と連立式天守の二つ形を見ることができるんですね~。
壮大な天守群の、連立式。
天守と二基以上の小天守を中庭を取り囲むようにして建てて、それを渡櫓で連結したパターン。
すんごい、壮大な感じになる。
例えば、姫路城。
姫路城ってめっちゃ大きなイメージあるけど、それは連立式だから。
天守だけなら名古屋城の方が大きいですけど。
天守だけの超シンプルな、独立式。
独立式というのは、天守だけが単独で建っているパターン。
凄くシンプル!
例えば、丸岡城。
めっちゃ、シンプル!
だけどこの形は、関ケ原の戦い以降の築城ブームのときから増えたらしい。
火事とかで焼けてしまわないように、独立させたんだとか。
以上が、天守の構造別の4パターンでした。
詳しくはコチラの記事もどうぞ。
複合式と言えば、国宝犬山城天守!
で、複合式と言えば、犬山城ですよ!
大事なので何度でも言います。
複合式(ふくごうしき)天守の代表は犬山城です。
上の写真のとおり、天守に付櫓が付いているでしょ。
そして特筆すべきは付櫓が二つ付いているということ。
東南隅に1か所、西北隅に1か所。
計2か所に付櫓があります。
これを、平面図で見てみるとよくわかる。
青色のところが付櫓です。
詳しい話はコチラの記事でも解説しています。
複合式天守は、熊本城、福山城、彦根城、松江城、岡山城などなど。
そうそうたるメンバーです。
が、ここはあえて「複合式の代表と言えば犬山城」と言いましょう。
だって、他のところはそんなこと言ってないし。
例えそうだったとしても、みんなあんまりそういう目で見てないし(笑)
言ったもん勝ち!
まとめ
結論は、複合式天守の代表は犬山城。
複合式天守の代表は犬山城!
じゃあね🖐️
2020年05月02日
犬山城マイスター!たかまる。