犬山城をワイガヤする会
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犬山城の出入り口は六つある。

犬山城への出入り口はかつてはいくつあったのでしょうか?

答えは六つです。

え? いつつも? と思った方。

この記事で六つの門をご紹介しますので、チェックしておいてください。

犬山城の出入り口は六つある。

作図:たかまる。

  • 犬山城の出入り口は六つあった
  • 出入り口には門がある
  • 大手門、内田門、西谷門、水の手門、西谷埋門、東谷埋門

お城の出入り口を探すときは、門を探せばよいです。

縄張図や絵図を見て門を探せば、そこが出入り口です。

犬山城の出入り口にも門がりました。

江戸時代に書かれた絵図を見るとよくわかります。

全部で六つありました。

  • 大手門(おおてもん)
  • 内田門(うちだもん)
  • 西谷門(にしたにもん)
  • 水の手門(みずのてもん)
  • 西谷埋門(にしたにうずみもん)
  • 東谷埋門(ひがしたにうずみもん)

上の画像にその位置関係を示しましたので、参考にしてください。

ひとつづつご紹介してきます。

大手門(おおてもん)

写真:たかまる。

  • 犬山城の正面玄関
  • ここから先は入れるものが制限された
  • 最も厳重な枡形門で、最も格式が高い

犬山城の正面入り口は大手門(おおてもん)です。

どこのお城もそうですが、当時はお城に入れる人は限られていました。

城主やその周りにいるものだけです。

そして、正面玄関にあたる大手門は最も厳重に守られていました

近世城郭では枡形門が主流になりましたが、犬山城の大手門も枡形門でした。

犬山城の中で大手門が最も格式が高い門でした。

現在の福祉会館の辺りにありましたが、遺構はほとんど残っていません。

詳しくはコチラ↓↓↓の記事で。

非公開: 犬山城・大手門(おおてもん)-徳川大坂城の大手門に似ている 非公開: 犬山城・大手門(おおてもん)-徳川大坂城の大手門に似ている

内田門(うちだもん)

写真:たかまる。

  • 犬山城の東に位置する
  • 犬山城の搦手(からめて)
  • 格式高い櫓門

次にご紹介するのは内田門(うちだもん)です。

犬山城の東に位置していました。

門の形としては最も格式の高い櫓門でした。

内田門は犬山城の搦手(からめて)にあたる出入り口です。

簡単に言うと、搦手とは裏口のことを言います。

従来の名鉄犬山ホテルの西の端辺りにあったと思われますが、遺構などはほとんど残っていません。

詳しくはコチラ↓↓↓の記事で。

犬山城・内田門(うちだもん)-城の裏口・搦め手にあたる門

西谷門(にしたにもん)

写真:たかまる。

  • 犬山城の西に位置する
  • 犬山城の第二の搦手(からめて)
  • 格式高い櫓門で、木曽川に面していた

次は西谷門(にしたにもん)です。

あまり聞かないと思いますが、犬山城の西に位置していました。

木曽川に面した門で、格式の高い櫓門でした。

ここは第二の搦手と言っても良い出入り口です。

詳しくはコチラ↓↓↓の記事で。

犬山城・西谷門(にしたにもん)-北西隅の木曽川との境にあった櫓門

水の手門(みずのてもん)

写真:たかまる。

  • 位置としては大手門の裏にあたる
  • 木曽川に面していてひっそりとあった
  • 今はその面影はほとんどない

次にご紹介するのは水の手門(みずのてもん)です。

本丸の北に位置している水の手曲輪にあった出入り口です。

門は高麗門だったと思われます。

木曽川に面していて、影の搦手門だったのかもしれません。

詳しくはコチラ↓↓↓の記事で。

犬山城・水の手門(みずのてもん)-井戸などの水廻りを担う水之手曲輪の出入り口 犬山城・水の手門(みずのてもん)-井戸などの水廻りを担う水之手曲輪の出入り口

西谷埋門(にしたにうずみもん)

写真:たかまる。

  • 本丸の西にある西谷曲輪の埋門(うずみもん)
  • 塀をくりぬいた門
  • 川から資材などをあげていたか?

次は西谷埋門(にしたにうずみもん)です。

犬山城の西には西谷曲輪(にしたにくるわ)がありますが、木曽川沿いに建てられた塀に作られた出入り口です。

埋門(うずみもん)とは、塀をくりぬいたような門のことです。

通用口などに使われました。

犬山城の西谷埋門は木曽川に面しており、船で運ばれた材料や物品を搬入したり搬出したりするのに使われたと思われます。

詳しくはコチラ↓↓↓の記事で。

犬山城・西谷埋門(にしたにうずみもん)-木曽川との境の門 犬山城・西谷埋門(にしたにうずみもん)-木曽川との境の門

東谷埋門(ひがしたにうずみもん)

写真:たかまる。

  • 本丸の東にある東谷曲輪の埋門(うずみもん)
  • 塀をくりぬいた門
  • 川から資材などをあげていたか?

最後は東谷埋門(にしたにうずみもん)です。

犬山城の東には東谷曲輪(ひがしたにくるわ)がありますが、木曽川沿いに建てられた塀に作られた出入り口です。

西谷埋門と同様に木曽川に面しており、船で運ばれた材料や物品を搬入したり搬出したりするのに使われたと思われます。

詳しくはコチラ↓↓↓の記事で。

犬山城・東谷埋門(ひがしたにうずみもん)-犬山城北端の木曽川に向けられ、塀と一体化した門だった。 犬山城・東谷埋門(ひがしたにうずみもん)-犬山城北端の木曽川に向けられ、塀と一体化した門だった。

まとめ

今回は、犬山城への六つある出入り口をご紹介しました。

  • 犬山城の出入り口は六つあった
  • 出入り口には門がある
  • 大手門、内田門、西谷門、水の手門、西谷埋門、東谷埋門

残念ながらいずれも遺構はあまり残っていませんが、どのような場所だったのかは散策することができますので、ゆっくりと景色を楽しみながらお散歩がてら歩いて観ると楽しいですよ。

ということで、犬山城には六つの出入り口があったというお話でした。

じゃあね🖐️

2019年12月23日
犬山城マイスター!たかまる。

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