犬山城には門がいくつもありましたが、大手門や大手道にある門のように目立つ門だけでなく、ひっそりと目立たない門もあります。
松の丸と東谷曲輪の境目にある榊門(さかきもん)もそんな門の一つです。
犬山城・榊門(さかきもん)-松の丸から東谷曲輪へと続く道にひょっこり建つ、裏口の大事な門
どこのお城でも門がありました。
メインの通りにある門や、重要な出入り口にある門は目立つのですが、裏口や見つかっては困るところの門は目立ちません。
しかし、そんな目立たない門こそ、非常に重要だったりします。
犬山城の榊門もそんな門の一つです。
松の丸の搦手である松の丸裏門を出ると坂を下る道があります。
その坂道を下りた山麓に榊門があります。
ここはちょうど東谷曲輪の境目です。
つまり、榊門は松の丸と東谷曲輪の境目に建てられた門なのです。
榊門はひっそりとしたところに建てられており、おそらくほとんど使われることはなかったと思われます。
なぜなら、松の丸の搦め手は有事の際に逃げるための道であり、そこにある榊門も有事の際に使われるための門だからです。
現況は川になってしまっているので遺構は残っていないと思われます。
門も行方不明ですが、おそらく高麗門だっただろうと考えられています。
まとめ
裏道を守るための榊門は目立ってはいけないですね。
それと、犬山城の門については、コチラの記事でまとめています。
ご参考にどうぞ。
ということで、ひっそりと建つけど大変重要な榊門のある、犬山城でした。
じゃあね🖐️
2019年03月29日
犬山城マイスター!たかまる。