桐の丸の東南隅には、宗門櫓(しゅうもんやぐら)がありました。
桐の丸の防御はもちろんのこと、下段の松の丸御殿や松の丸裏門、そこからの裏道などを警備していたらしい。
概要
犬山城の櫓の名前は面白いですね。
大砲櫓、鉄砲櫓、弓矢櫓などのように武器の名前だったり、器械櫓、屏風櫓、道具櫓などのような道具系の名前だったり、巽櫓(たつみやぐら)、坤櫓(ひつじさるやぐら)、丑寅櫓(うしとらやぐら)のような方角を表す名前だったりする。
しかし、宗門櫓の名前の由来はよくわかりません。
宗門櫓は二重櫓だったようです。
図面が残されているので、詳細がわかります。
一重の北よりに片引き戸を立て込んでいました。
東隅に石落としがあり、しゃちほこも載っていました。
宗門櫓があった場所は、現在の針綱神社の本殿の斜め向かい辺りです。
ここは桐の丸という曲輪(くるわ)にあたり、4つある二の丸の曲輪のうちの一つです。
現在でもそこから下を覗くと、松の丸裏門から榊門へと繋がる道がちらっと見えます。
ということで、
宗門櫓という珍しい名前の櫓は、桐の丸の東南隅に建てられていたんですね!
ということで、櫓の名前が珍しい、犬山城でした。
じゃあね🖐️
2019年03月20日
犬山城マイスター!たかまる。