櫓の名前には方角を表すものがあります。
犬山城にも方角の呼び名の櫓があります。
その一つが東北隅を表す丑寅櫓(うしとらやぐら)です。
概要
犬山城に丑寅櫓(うしとらやぐら)という名前の櫓がありました。
これは犬山城の北東の隅にあった櫓です。
古い写真が残されていて、二重櫓だったことが分かっています。
さらに、二重目には華頭窓が二つ付けられていたこともわかっています。
丑寅櫓があった場所は犬山城の、通称・城山の東側な山麓にあたります。
ここは東谷と呼ばれていました。
私は東谷曲輪と呼んでいます。
丑寅櫓の石垣の一部が今も残っています。
ただ、大木の根が張り、石垣がはらんでいて大変危険な状態です。
ちなみに、「うしとら」は艮とも書きますが、犬山城の場合はこちらの丑寅を使っていたようです。
ということで、
犬山城の丑寅櫓跡の石垣はなんとかせなあかんよ!
ということで、東北隅は二重の丑寅櫓で守る、犬山城でした。
じゃあね🖐️
2019年03月26日
犬山城マイスター!たかまる。