木曽川に面した景勝地で、国宝犬山城を対岸に望む鵜沼城跡の公園整備について、2019年も進展がありません。
長年、建物の所有者と調整を進めてきた各務原市ですが、訴訟を起こすことになったようです。
詳しく見ていきます。
鵜沼城跡(うぬまじょうあと)の公園整備はどうなるのか?
- 犬山城の対岸の東にある岩山が鵜沼城跡
- 各務原市は2002年に公園整備の計画を立てた
- 建物の所有者と調整が難航
- 2018年には和解ムードがでたが…
岐阜県各務原市(かかみがはらし)と愛知県犬山市の境を流れる木曽川。
犬山市側には国宝犬山城がそびえ、その対岸。
犬山橋の麓に標高95 m の岩山があります。
ここはかつて大沢氏が治めた鵜沼城跡(うぬまじょうあと)です。
2002年から各務原市は岩山一帯を公園にするという計画を立て、麓にある建物の所有者と調整を進めていましたが、10年以上にわたって難航していました。
2018年の8月には和解に向けて前進したとの報道があり、一気に加速するものと思われましたが、その後も解決の糸口が見えず1年が経ってしまいました。
そのときの記事はコチラ↓↓↓
各務原市の対応は?
- 各務原市は訴訟を起こすことに
- 市所有地にかかる建物の撤去と、これまでの賃借料の支払いを求めるとのこと
そのような状況で各務原市の対応はどうなのでしょうか?
すこし心配していたところです。
2019年8月27日の中日新聞の報道によると、各務原市は市所有地にかかる建物の撤去と、これまでの賃借料に相当する二千数百万円の支払いを求める訴訟を起こすことになったとのことです。
この訴訟によって話が進展するかどうかはまったく不明ですが、話し合いに所有者が応じないのか、条件面で合わないのかは定かではないですが、なにか手を打たないといけないということで各務原市が訴訟に踏み切ったものと思われます。
鵜沼城跡の現状
鵜沼城があった岩山は、いつもとさほど変わらないといった感じです。
横には名鉄各務原線の線路が走っているため、その運行の邪魔になるような樹木は一部が剪定されましたが、それ以外は進展がない状態です。
鵜沼城跡の公園整備が進めば、木曽川河畔の遊歩道と合わせて木曽川一帯の公園緑地化が進むものと期待していましたが、このような方向となってしまいました。
今後の動向を注視していく
- 動向を注目しよう
- 鵜沼城跡、木曽川遊歩道、伊木山城跡の一体整備を期待
- 動きがあったら当ブログで報告します
訴訟を起こすということですので、どのように進展していくのか注目したいところです。
鵜沼城跡の近隣には国宝犬山城があり、木曽川も名勝に指定されています。
その対岸にある鵜沼城跡や伊木山城跡が整備され、近隣の人々が利用できるような公園になることを強く望みます。
今後もニュースがあった場合は当ブログにて詳細を報告したいと思いますので、気になる方はチェックしておいてくださいね。
まとめ
2019年現在、鵜沼城跡の公園整備はなかなか進んでいません。
各務原市が建物の所有者に対して訴訟を起こすなど、きな臭い方向になっていますが、双方が建設的に話し合って和解することを望みます。
さらにその先に、近い将来の公園整備が進むことを強く期待します。
ということで、犬山城対岸にある鵜沼城の公園整備の2019年の動きについて解説しました。
じゃあね👍
2019年11月27日
犬山城マイスター!たかまる。