城門には、櫓門(やぐらもん)、薬医門(やくいもん)、高麗門(こうらいもん)、棟門(むなもん)、冠木門(かぶきもん)などがありますが、石垣の中に作った埋門(うずみもん)という門もあります。
この門はなかなか珍しいので、今回取り上げてみたいと思います。
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埋門(うずみもん)とは
まず、「埋門」と書いて「うずみもん」と読みます。
「うずめもん」と読んでしまいそうですが、お間違いのないように。
さて、埋門とは、城の石垣や土塀などの下の方を穴をあけるように抜いてつくった門のことを言います。
つまり、石垣の中に作った城門のこと。
そして埋門には形式により二種類あります。
一つは、石垣を狭く切った間に城門を建てて、その上に土塀を通す形式です。
もう一つは、石垣に穴を開けて通路とし、そこに城門を設ける形式です。
どちらも防御性が非常に高く、裏口や非常口として用いられました。
現存例
埋門の現存例はあまりないため大変貴重です。
そのなかでも、高松城の埋門が特に有名です。
その他には松代城、和歌山城にも残っているようです。
私もあまり気にして見たことがありませんが、色々な城郭に行った時に埋門がないか探してみるのも楽しいでしょうね。
見つけたら、写真と一緒にレポートしてくれたらうれしいです!
まとめ
埋門は特殊な門で。石垣の中に作った門のことを指します。
現存例があまりないため、色々な城郭で埋門がないか探してみると楽しいでしょう。
かつては犬山城にも埋門が二つありました。
ということで、石垣の中に作られた埋門のお話でした。
じゃあね🖐️
2019年07月24日
犬山城マイスター!たかまる。